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もしラピュタの主人公がキョンだったら ラピュタ後編 4

187 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/19(火) 23:48:41.64 ID:x5ydQY7M0
ムスカ…なんていう非道な野郎だ!許せん!

キョン「…今の状況はわかった。で、船長達はどうなったんだ…?」

まさか…まだ捕まっているとか…?

パズー「おばさん達は、僕らが助けたよ。今頃、どこかへ隠れてるはず」
ハルヒ「そう…よかった」

ああ…それがせめてもの救いだ。


189 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/19(火) 23:49:46.38 ID:x5ydQY7M0
キョン「…古泉」
古泉「本当に…すみません」
キョン「いいんだ。お前は本当によくやってくれた。もちろん、パズーも」
ハルヒ「そうよ! そこにいるバカより、全然よくやってるわ!」

…そこにいるバカ、とは…俺のことを言ってるんじゃあるまいな?ハルヒ?

古泉「…」
キョン「何落ち込んでやがる! まだ最悪の状況じゃないぞ!?」
パズー「そうだよコイズミ! さっきも言ったけど、また取り返せば…!」
ハルヒ「…ねぇ」
キョン「…ん、なんだ?ハルヒ」
ハルヒ「静かすぎると思わない? ううん、静かなのはいいことなんだけど…これは、なんか変」
古泉「…ええ、確かに…あんなにたくさんの兵隊がラピュタに上陸したというのに、これはおかしい」
パズー「そう言われれば…そうだね。不気味だ」

そうだ。ハルヒの言うとおり、これは変だ。何か、とんでもないことが起こりそうな予感がする。

キョン「…今すぐ助けに行くぞ。シータと長門を」
古泉「そうですね…もう、くよくよしたりしません。過去を悔やむ前に、やらねばいけないことがある」
ハルヒ「そうよ! 過去よりも、これからの未来の方が大事! さぁムスカ、覚悟しなさい…やっぱりあんたは一発ぶん殴んないとね!」
パズー「じゃあ、シータとムスカが入って行った隠し通路のところまで戻ろう! なにかそこに入る手がかりがあるかもしれない!」
キョン「よし…じゃあパズー、古泉、そこまで案内してくれ!」
パズー&古泉「了解!」


209 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 00:20:25.41 ID:tdyHEQQc0
キョン「…ここが…そうなのか?」
古泉「ええ、ムスカがこの壁に飛行石をかざすと、たちまち道が開いたんです。そして、その中に彼女は…」
パズー「…くそ、だめだ…押しても殴っても蹴っても、全然反応がないよ…」

確かに…。本当にここに道があるのか? と疑いたくなるほどの無反応さだ…。
で、ここに入る手がかりになりそうなものは…

側近A「ギギギ…」
側近B「ひ…ぎぃ…」

キョン「…」
ハルヒ「…」

ここで股間を押さえながら悶絶している、このお二方…くらいか?

キョン「…おい古泉、彼らに何をした? まさか、彼らと同じポーズをとれば、道が開くとか…」
古泉「ふふ…そんなわけないじゃないですか。それに彼らには、ちょっとどいててもらっただけですよ?」

どいててもらった…? いや、そんなレベルじゃないぞ、この苦しみ方は!

古泉「まぁ、彼らのことはいいじゃないですか… それより、この道が開かなければシータさん達は… !? あ、わ、忘れてました…すみません皆さん!」
キョン「な、なにを忘れてたって!?」
古泉「ムスカは言ってました…この通路は、ラピュタの王族ではないと通れない…と、なら僕達は…」
キョン「…お前! なんでそんな肝心なことを! だいたい、ラピュタの王族ってのは…どういうことだ!?」
ハルヒ「そうよ! そういえば、古泉君がムスカから聞いた『ラピュタの秘密』について、私達は聞いてないわ!」


214 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 00:33:57.04 ID:tdyHEQQc0
古泉「あ…そうでした…すみません。まだでしたね、説明が…」

古泉は申し訳なさそうに頬をかくと、続けた。

古泉「なぜ、ムスカはシータさんに固執するのか…そして、ムスカの真の目的はなんなのか…」
ハルヒ「…」
古泉「それは、簡単です。シータさんは、この滅びたラピュタ王国の正当な王族。その名は、リュシータ・トエル・ウル・ラピュタ」

りゅ、りゅしーた・とえる・うる…ラピュタ!?

キョン「じゃあ、シータって…王女様!?」
古泉「ええ…そして、ムスカの真の目的は、ラピュタに眠る財宝などではない。もっと奥深くに眠るもの…そう、かつて地上を支配したラピュタの科学力。まさにそれが、ムスカの狙いだった」
ハルヒ「じゃあ、あの時の爆発は…」
古泉「…おそらくですが、その卓越した科学力を我々に見せ付けるための余興、と考えていいでしょう。僕達も、あの爆発は見ました」
キョン「ちょ、ちょっとまて! じゃあムスカはもうラピュタを支配してるっていうのか!?」
古泉「…ムスカは、全ての鍵を手に入れた。ラピュタの科学力。それを自在に操るだけの知識。そして…ラピュタの王族である、シータさん。このままだと、もはや彼に敵はいなくなるでしょう」


221 :159:2007/06/20(水) 00:53:22.21 ID:l0lz7H/n0
廊下を意気揚々と歩く足音が、SOS団の部室の前で止まった。
止まったと同時に勢いよく部室のドアが開く。

鶴屋 「おーっす!って、あれ?みくる一人かいっ??」
みくる「あ、鶴屋さん」
鶴屋 「ハルにゃん始めとする団員の皆はみくるを残してお出かけかなっ?」
みくる「・・・そうなんです。」
鶴屋 「そっかそっか、じゃあ少しみくるとお茶していこっかなっ!」
みくる「あ、すぐ入れますね。ちょっと待ってて。」

お茶を飲みつつ、ゆっくりと立つ時間の中みくるが言った。

みくる「・・・・・ありがとぅ」
鶴屋 「大丈夫大丈夫っ!皆もうすぐ帰ってくるにょろよっ!」

そんな夕焼けとやさしさの溶ける部室で、消えた皆の帰りを待つ影が2つ。


223 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 00:55:16.41 ID:tdyHEQQc0
…状況は、思ったより悪いようだ。だが、このままムスカを調子付かせていいのか!?

キョン「…ちくしょー! 開け!開けよ!!」
古泉「…キョン君!?」
パズー「え…キョン!?」

ふざけんな! 俺はお断りだ! シータ、ラピュタはお前を受け入れたんだ! だからこそ、道は開いたんだ!
ラピュタは、あんな奴を受け入れない! あいつはそれを知っていた! だからお前を連れて行った!
ラピュタをあいつの好きにさせておいていいのか!? あいつのくだらない支配のために、ラピュタを利用されていいのか!?

キョン「開けって言ってるだろう! 頼むから開け! なぁ、シータ!!」
古泉「…キョン君」
ハルヒ「キョン…」

…だめか。シータは…長門は、俺達の手の届かない場所まで…行ってしまったのか?
ちくしょう…! やっぱり俺はヘタレだ…こんな肝心なところで、何もできない。ただ、叫ぶしかできない。俺は…

ハルヒ「…こらー!!! キョンが開けって言ってんでしょ!!??」

…!? ハルヒ!?

224 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 00:56:48.80 ID:tdyHEQQc0
キョン「ハルヒ…お前…」
ハルヒ「なに諦めてるの!? 黙ってる暇があったら、さっさと怒鳴りなさい! 声がシータに届くまで!!」
キョン「…ハルヒ…わかった! うおー!! 開けこらー!!!」
ハルヒ「そうよ!! …ッこの…開きなさいよー!!!!!!」

そのとき…

古泉「…!? し、信じられない…」
パズー「ま、まさか…」
キョン「ま、マジで…?」

そこにあったはずの壁は一瞬にして消えうせ、その代わりに、大きな穴がぽっかりと開いていた。


234 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 01:16:33.45 ID:tdyHEQQc0
ムスカ「はっはっは! 見ろ、奴らが逃げて行くぞ!」

ムスカは黒い石を操作し、逃げまとう兵士達の映像をその場に映し出すと、高らかに笑った。
兵士達は必死で戦艦ゴリアテへと避難する。しかし、彼らの入船を待たずに、ゴリアテは飛び立った。
そのため、中には乗り切れず、そのまま海へと落ちていく兵士もいた。
…ひどい有様である。しかし、あそこまで圧倒的な武力を見せ付けられても、彼らはまだムスカと戦おうとしていた。

ムスカ「…ほう、私と戦うつもりか」

そうムスカは愉快そうに呟くと、更に黒い石に飛行石を走らせる…
すると、あの時要塞を破壊し尽くしたロボットに似たものが次々と空へと放たれ、戦艦を攻撃し始めた。
ゴリアテは、必死でそれを撃退しようとするが、無駄である。
そのロボットの攻撃により、見る見るうちに破壊し尽くされるゴリアテ。煙を上げ、火を噴き…無残にも戦艦より海へと落下する人々。
その有様を見ながら、ムスカは狂喜して叫んだ。

ムスカ「見ろ、人がゴミのようだ! …くくく、最高のショーだとは思わんかね?」


246 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 01:33:33.51 ID:tdyHEQQc0
キョン「こ、この空間は!?」

なんと、隠し通路を通って出た先は…

古泉「これが、ラピュタの中枢。この右往左往する四角い石こそが…ラピュタの頭脳」
ハルヒ「…不思議ね、どんな原理で動いているの…?」
キョン「ま、まぁ人それぞれいろいろな感想はあると思うが、ここから先はどう行けば?」

そう俺が言うと、パズーがなにやら石を調べながら言った。

パズー「たぶん、この石に乗っかれば、そのまま上に行ってくれるような仕組みになってるんだと思うよ!」
古泉「なるほど、エレベーターですか…では皆さん、気をつけて…」

古泉に促され、全員四角い石に乗り込む…すると!

キョン「…これ、ホントに動くのか…って、うぉああああ!?」
ハルヒ「!? …び、びっくりした…本当にエレベーターになってるなんて!」
古泉「シータさんも、この道を通って、今頃ムスカと一緒にいるんでしょうか?」
パズー「いったい、この先に何が待っているんだろう?」
ハルヒ「何が待っててもいいわ! 鬼でも蛇でもなんでも来なさい! 私はムスカに一発お見舞いするまで死なないわよ!」

…みんな思い思いの感想を口にするが、俺にはそんな余分なことを考える余裕はなく、ただ…
シータと長門に無事でいてほしい…と。ただ、それだけを祈っていた。


261 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 01:44:52.78 ID:tdyHEQQc0
ムスカ「…はっはっはっはっは! すばらしい! すばらしいぞ! あの大戦艦ゴリアテが、この程度か!」

そして、次の瞬間ムスカの目の前に映し出されたのは、完全にその船体を打ち砕かれ、今にも無残に海へと崩れ落ちんとするゴリアテの姿だった。
また、人が死んでいく。あの要塞の時とは比べ物にならない。あの時よりも多くの人が、あの時よりももっと惨たらしく…死んでいく。
もう見てられなかった。私は高笑いするムスカの背後に忍び寄り、その手に握られていた飛行石を奪おうとした!

ムスカ「…!? やめろ!!!」
シータ「きゃああ!!」

激昂し、私に殴りかかるムスカ。でも、そのおかげで飛行石はムスカの手から外れ…
倒れこむ、私の目の前に転々と転がった。


268 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 01:52:03.87 ID:tdyHEQQc0
ためらわず、私は地面に落ちた飛行石を掴み、ムスカをにらみつけた。

シータ「もうやめて! じゃないと飛行石は…!」
ムスカ「…くくく、それは私のセリフだよ、王女様」

ムスカは完全に気を失っているナガトさんの頭に銃を押し付け、脅すように言った。

ムスカ「この娘の命が惜しくないのか! さぁ、大人しく飛行石を渡せ!!」


276 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 01:59:41.07 ID:KB0TGjWA0
古泉「人間原理という言葉をご存知ですか?
煎じ詰めていえば、『宇宙があるべき姿をしているのは、
『人間が観測することによって始めてそうであることを知ったからだ』という理論です」
ムスカ「何を言っている?」
佐々木「量子力学的ミクロの世界では、決して電子を通さない絶縁体で遮られている
にもかかわらず電子がその物体をいつの間にか通過して別の場所に現れることがよくあるんだ。
トンネル効果というんだがね。」
ムスカ「そんな小難しい話はやめろ。」
古泉「われ観測す、ゆえに宇宙ありとでも言い換えましょうか。要するに、この世に人間なる知的生命体がいて
物理法則や定数を発見し宇宙はこのようにして成り立っていると観測出来て初めて
宇宙そのものの存在が知られたわけです。」
ムスカ「ううっ、あ、頭が〜頭が〜〜

277 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 02:01:49.09 ID:Iucv3DP2O
>>276
紛らわしいなww
ちょっとおもしろかったけど


280 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 02:06:25.45 ID:tdyHEQQc0
キョン「…ついたのか?」
石のエレベーターは、乗って数分もしないうちに動きを止め、ただの石となった。
だが、そこで俺達が降りると、とたんに元あった場所まで再び動きだしたのだ。

古泉「…このフロアのどこかにムスカ達はいるでしょう。間違いなく、ここはラピュタの命とも呼べる場所」

古泉はあたりを見渡しながら、そう確信したように言った。

キョン「ん? そうなのか? 俺にはさっぱりだが」
古泉「ええ、私には、このフロアに渦巻く大きなエネルギーが感じ取れるのですよ」

そう言うと、古泉は慎重に歩き出した。

古泉「…こちらです。このフロア内で、最もエネルギーが感じ取れる場所…おそらくそこにシータさんは…ムスカは、確実にいます」
ハルヒ「…あ、待ってよ! …ほら、キョン行くわよ?」
キョン「あ、ああ…」

こうなると、俺達凡人はあいつに黙ってついて行くしかない。エネルギーだのなんだのって、俺にはてんでさっぱりだからな。
だが…この空間を取り巻く異様な空気だけは…俺のような凡人にでさえ、ちゃんと感じ取れた。
必ず奴はいる…待ってろよ…ムスカ! そして、シータ…長門…どうか、無事で…


291 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 02:26:25.57 ID:tdyHEQQc0
古泉「…この扉…!? 皆さん、止まってください!」

古泉は、ある扉の前で俺達を制すと、静かに続けた。

古泉「この扉の奥から…凄まじい量のエネルギーが感じ取れます。エネルギー源は定かではありませんが、これは…シータさんの飛行石に似ている」
キョン「飛行石…と、とにかく、ムスカはこの先に!?」
古泉「…おそらく。ですが、この扉は…」

…やっぱ、開かないとか…そういうオチですか?
参ったな…おそらく、もうさっきのようにはいかないだろう。
奇跡は起こらないからこそ奇跡なんだ。その奇跡が起こってしまったのだから、あんなことはもう二度と起こるまい。

キョン「仕方ない。この扉以外の進入ルートはないのか…って…」

な、なんか、俺の背後から、すさまじい殺気…が!

ハルヒ「…この先に、あのバカ(ムスカ)はいるのね…」
キョン「ま、待て、ハルヒ! お前、なにを…」

俺がなだめるように聞くと、ハルヒは噛み付くように言った。

ハルヒ「他の進入ルートを探すですって? そんなまどろっこしいマネしてたら、その間にシータや有希がどうなるかわかったもんじゃないわ!」
キョン「じゃあ、お前はどうするつもりなんだ!?」

ま、まさか、この扉をぶち破るつもりじゃ…!

ハルヒ「決まってるじゃない! この扉をぶち破って、あの子達を助けるのよ!」

そ、そのまさかだった!! ハルヒ、恐るべし!

292 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 02:27:49.11 ID:tdyHEQQc0
ハルヒ「さぁ行くわよ! あんた達はどいてなさい! まず私がこの扉をぶち破るから!」
パズー「ちょ、ハルヒ!? 落ち着いて!」
古泉「涼宮さん、ちょっと、その考えはどうかと…」

さっそく二人の勇者がなだめにかかった! だが…

ハルヒ「…うっるさいわねー!!! どいてって言ったらどいてー!!!」

なんと二人を押しのけ、ハルヒはそのまますさまじい勢いで扉へ突っ込み…

ハルヒ「っこの…ばっかキョーン!!!!!!」

古泉「!?」
パズー「!?」
キョン「!?」

な…!? か、掛け声の意味はわからんが、と、とにかくハルヒは…!!
あの頑丈そうな石造りの扉を蹴り砕いた!!!

古泉「…と、とにかく彼女に続きましょう!」
キョン「あ、ああ!!」
パズー「わ、わかった!」

ハルヒの後に続いて扉の奥に向かう! だが、そこに待っていたのは…

長門を人質に取ったムスカと対峙する、飛行石を持ったシータだった!


300 :102:2007/06/20(水) 02:38:25.84 ID:w60ytWWsO
みくる「ふえぇ〜ん!ひっぐ、ひっぐ・・」

鶴屋「ほらみくる!もう泣くのやめなよ!別にいいじゃないか
下着の一枚や二枚見られたって」

みくる「よくないです〜もうお嫁にいけない〜!ぐすっ・・」

鶴屋「困った子だね〜・・あっ!?そういえば忘れてた!
こんな事してる場合じゃないにょろ!ごめんみくる!もういくね!」

みくる「ふぇ?」

鶴屋「じゃあね!」

みくる「ふぇ〜また一人になっちゃったよ〜・・
みんないないしもう帰ろうかな・・
あれ?なんか校門の方が騒がしいような・・
!?・・あれはキョン君の妹!?」


303 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 02:42:43.54 ID:tdyHEQQc0
ムスカ「!? ば、ばかな…なぜ…貴様らが…!?」

ムスカは驚いている。当然だ。まさかここまで俺達が来れるとは思っていなかっただろう。

キョン「長門から銃を放せ!」
ムスカ「く…くくく…くくくくくははははは!!! シータ、君こそ飛行石を手放したまえ!」
ハルヒ「あ、あんた! なに考えてんの!! 女の子のことをなんだと思ってんのよ!!」
ムスカ「黙れ!! 君らは今、ラピュタ王の前にいるのだぞ!? 慎みたまえ!!!」

ムスカは今にも長門に押し付けている銃の引き金を引きかねないような形相で、俺達に怒鳴りかかった。

ハルヒ「く… あ、あんた、最低なんだからね…! 女の子を盾に取るなんて…!」
ムスカ「なんとでも言え! それより、さっさと飛行石を渡すんだ! 君に拒否権はないぞ!? シータ!!!」

ムスカの目は血走り、完全に頭に血が上っていることが目に見えてわかった。
ここで下手に奴を興奮させたら、間違いなく長門に銃弾をぶち込みかねない!

シータ「…みなさん…どうしてここまで?」
古泉「説明はあとです。今はしっかり、その石を守っていてください」

そう古泉は言うと、ムスカに向けて一歩歩み寄った。


308 :102:2007/06/20(水) 02:45:43.76 ID:w60ytWWsO
先生A「なんなんだね君は?」

キョンの妹「あたしはキョン君の妹だよ!キョン君を探してるの!」

先生A「ん〜キョン君とは一体誰だね?知ってるかね怒尾羅先生?」

怒尾羅「さぁ〜そんなどこかの中国人ゾンビみたいな名前の子は知らないね」

キョンの妹「う〜キョン君を出して〜!」

みくる「キョン君の妹ちゃん!」

キョンの妹「あっ!みくるお姉ちゃん〜!」

怒尾羅「なんだあんたの知りあいかい?
お!いい胸してるじゃないかあんた」

みくる「ふぇ?ひぇ〜やめてくださぁい〜」

怒尾羅「がっはっは!んじゃこの子を頼んだよ」



312 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 02:51:15.95 ID:tdyHEQQc0
ムスカ「くく…石を守っておけ、だと? この状況を、貴様はわかっているのか!?」
古泉「ええ、しっかりわかっていますよ?」

ば、ばか!古泉のやつ、なぜここでムスカを刺激する!?

ムスカ「本当にわかっているのなら…そんな言葉は出ないはずだが?」

ムスカは怒りを押し殺しながら、古泉を脅すように言った。

ムスカ「貴様らの大事な女は私の腕の中! そしてその娘に私は銃を突きつけている! この意味がわかっているのか!?」

だが、その押し殺した怒りすらも吐き出すかのように、ムスカは古泉に向かって喚き散らした。

古泉「…撃ちたいなら、撃てばいい」


キョン「な…!?」
ハルヒ「古泉君!?」
パズー「コイズミ!?」
シータ「コイズミさん!?」

な…お、おまえ…ここに来て…血迷ったのか!?

313 :102:2007/06/20(水) 02:52:50.85 ID:w60ytWWsO
みくる「妹ちゃんどうしたの?」

キョンの妹「あのね!キョン君がいなくなっちゃったの!家に帰ってこないの
だからね、学校にいると思ってきたの!」

みくる「え!?キョン君家にいないの?」

学校にも来てないし・・もしかして凉宮さんたちがいないのも同じ理由?
何かに巻き込まれたとか・・

キョンの妹「ねえキョン君どこ行っちゃったの?」

みくる「・・ふぇっ!?え、あの、わかんないよぉ〜どうしよ〜」
?「お困りのようだね!」

みくる「あ、あなたは・・・」


とりあえずこんな感じ、先は長くないがシリアス気味です


320 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 02:59:23.81 ID:tdyHEQQc0
ムスカ「な…に?」
古泉「撃てばいい、と言っているんです。彼女を犠牲にするだけで、あなたの計画を水の泡にすることができるんですよ?」
ハルヒ「…!? こ、古泉君…あなた一体…なにを…」
パズー「…コイズミ?」
シータ「…」

ば…ばかな…あの古泉が…そんな…

キョン「古泉ぃ!!!!」
古泉「なんです? 騒々しいですね」
キョン「てめぇ…正気か!?」
古泉「当たり前でしょう。この状況なら、必然的にこうするしかない。一人を救ってその残りの百人を死なせる。一人を殺してその残りの百人を助ける。二つに一つしかない場合、あなたは一体どちらを選ぶというんですか?」


327 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 03:04:47.46 ID:tdyHEQQc0
1、古泉を信じる
2、古泉は気が狂った

安価
>>335


335 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 03:06:41.16 ID:K+qIKtmVO
1


349 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 03:13:29.27 ID:tdyHEQQc0
キョン「…ハルヒ」
ハルヒ「な、なに…?」
キョン「飛行石を持って逃げろ。パズーもだ」
パズー「!? キョン…?」
ハルヒ「ちょ、キョン!? あんたまで気が…!!」
シータ「ハルヒさん! パズー!」
ハルヒ「!? な、なに…?」
シータ「これ、飛行石です…早く逃げてください!キョンさんの言うとおりに!」
ハルヒ「あ、あんたまで…何を言ってるの?」
キョン「さぁ、行け、ハルヒ」
ハルヒ「い、いやよ…あんた達…有希を…」
キョン「行けって行ってるだろう! パズー、ハルヒを頼んだぞ!!」
パズー「…わかった! ハルヒ、行こう!」
ハルヒ「あんたまで…私を…!?」
パズー「キョンを信じられないのか!?」

1、信じる
2、信じない

安価>>355


355 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。:2007/06/20(水) 03:16:09.72 ID:tM4tZ6P90


365 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 03:24:41.44 ID:tdyHEQQc0
ハルヒ「…キョン!」
キョン「…」
ハルヒ「私…信じてるから」
パズー「…行こう!」




366 :武須加 ◆.CzKQna1OU :2007/06/20(水) 03:30:30.30 ID:tdyHEQQc0
古泉「…」
シータ「…」
キョン「…」
ムスカ「…………く」
ムスカ「く、くくく」
ムスカ「くくくくくくくくくく」
ムスカ「はーッはっはっはっはっはっは!!!!」
ムスカ「こ、こ、ここまで、私を、こけにした、やつらは、は、はじめてだ…」
古泉「…」
キョン「…」
シータ「なんで…ラピュタが滅びたのか…今ならわかる気がする…」
ムスカ「!?」
シータ「ゴンドアの谷に古くから伝わる言葉があるの…」
キョン「…」
古泉「…」
シータ「土に根を下ろし、風とともに生きよう…種とともに冬を越え、 鳥とともに春を謳おう…」
ムスカ「…」
シータ「どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんの可哀想なロボットたちを操れても、土から離れては生きられないのよ!」
ムスカ「…は、ははははははは!!!!」
シータ「!?」
ムスカ「ら、ら、ラピュタは滅びん!! な、何度でも蘇えるさ!!!! そ、そのためには…」
古泉「…」
キョン「…」
ムスカ「この小娘が邪魔だー!!!!!!」


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